toothache














































































































Toothache by Mari Kojima
2008 - early 2010

歯が痛いんだなぁ
どうしようもない痛みを堪えたり
頭痛まで起きたり熱まで出たり
痛み止めでごまかしたり
歯医者さん行って治療したり
痛みが治まって安堵したり
詰め物したり
食べ物を噛み締める時にやっぱり痛んだり

あぁやはり歯茎が悪いのよ
腐れてるのよこの大事な大事な一部がね

そんな歯痛に左右される感じが
普段の生活の中で
私がシャッターを切るときの
感覚と似ておりました

いろいろありまして、生活環境ががらりと変わり
いつ一人になってしまうかという不安ばかりで
依存したり虚像を眺めたり
多分、喜びより痛みのほうが多かったんです
安堵なんて束の間だったんです
無理をしていたのです
しかしこの不安やら痛みの原因は全て私にあったのです
あぁこの私、がたがたの地盤

過去から引きずられて来た不安と孤独と 
時たま垣間みれる希望と安堵と
独りよがりの悲劇のヒロインぶった被害妄想の中、
他人とのすれ違いの中、バランスを失った中、
この瞬間瞬間を痛みとして
たまには生き甲斐として
捉えておりました